気象庁は28日(木)、向こう1か月(1/30~2/28)の天候の見通しを発表した。2月上旬にかけては、北日本で気温がかなり低くなるが、東・西日本では気温がかなり高くなる可能性がある。向こう1か月の降雪量は、寒気の影響を受けにくい東・西日本の日本海側で平年より少なくなりそうだ。
週ごとの天候予報
1週目(1/30~2/5) 寒気の影響を受けやすい北日本は低温傾向だが、その他は高温傾向が見込まれる。東・西日本は冬型の気圧配置が長続きせず、沖縄・奄美を含めて高気圧に覆われやすい見通し。 2週目(2/6~12) 1週目と同様に、北日本は低温傾向だが、東日本以西は高温傾向となりそうだ。北日本の日本海側は、低気圧や寒気の影響で、平年に比べて曇りや雪の日が多い見込み。
3~4週目(2/13~26)北・東・西日本の太平洋側は、平年と同様に晴れの日が多い見通し。気温は東・西日本で高温傾向が見込まれる。
早期天候情報
北海道は2日2日(火)ごろまで気温が平年並みか高くなるが、その後は寒気の影響を受けやすく、3日(水)ごろからは気温がかなり低くなる可能性がある。このため、札幌管区気象台は北海道に「低温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や水道管の凍結に注意するよう呼びかけている。 一方、関東甲信、東海、近畿、中国、四国では、30日(土)ごろにかけて寒気の影響で平年より気温の低い地方もあるが、その後は暖かい空気に覆われて気温の高い日が多くなりそうだ。特に2月2日(火)前後、6日(土)あるいは7日(日)ごろからの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。このため気象庁はこれらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。