巨人のドラ1・平内 亜大出身の体力自慢も「思ったよりしんどかった」

豪快なフォームでブルペン投球する平内

プロのキャンプはやはり〝容易〟ではなかった。巨人のドラフト1位・平内龍太投手(22=亜大)が4日、春季宮崎キャンプの第1クールを終え、ここまでの練習を振り返った。

平内は、ここまで2度ブルペン入り。計200球近くを投じるなど、プロ初めての春季キャンプで上々のスタートを切っている。それでも、やはり疲れは溜まっているようだ。大学球界で「地獄」と称される亜大の猛練習を乗り越えてきただけに新人の中でも体力は高いレベルを誇るが、ルーキー右腕は謙虚に「キャンプ自体は思ったよりしんどかった。ランニングとかあったので」と汗をぬぐった。

チーム内にも徐々に溶け込みつつあるが、まずは張り切り過ぎず自分のペースを保つように心がけているという。「(練習は)ちょっと逆にブレーキを掛けるくらいでやっている。今日も投げようかと思ったが、まだ第1クールだし、飛ばさずにいこうかなという感じで、抑え気味で今のところはやっている」と冷静に語った。

最初の照準は11日に予定されている紅白戦での実戦初登板だ。

「真っすぐがまだ荒れ気味なので、そこをもう少しまとめるような感じで投げていきたい。プロの打者と対戦できるので、そういう意味でも楽しみです」。

初陣に向けて、ドラ1ルーキーは静かに牙を研いでいく。

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