五島トライアスロン 開催見送り 昨年に続き

 長崎県五島市で例年6月に開催される県内最大規模の「五島長崎国際トライアスロン大会」の実行委員会は4日、今年の開催を見送ると発表した。新型コロナウイルス禍で市民ボランティアの確保が困難な上、市内でワクチン接種が本格化する時期と大会時期が重なることなどが理由。昨年の第10回大会は出場選手確定後の4月に中止を発表していた。
 同大会は前身の「アイアンマンジャパントライアスロン五島長崎」が2010年に口蹄疫(こうていえき)の影響で中止された後、翌11年に再スタート。近年は国内外から千人超の出場申し込みがある人気大会となっている。
 今年は開催可否を検討する中で、大会概要の公表や選手募集を始めていなかった。22年以降に開催する次回大会が第11回大会となる見込み。市内では今月21日に開催予定だった「第21回五島つばきマラソン大会」の中止も決まっている。


© 株式会社長崎新聞社