【テニス】錦織が格上相手に完敗 〝師匠〟松岡修造氏「リズムがない。何かを加えないと厳しい」

敗れた錦織(ロイター)

男子テニスツアーの団体戦「ATPカップ」(6日、オーストラリア・メルボルン)で1次リーグ敗退が決まっているD組の日本はアルゼンチンとの最終戦に臨み、世界ランキング41位の錦織圭(31=日清食品)は第2試合に登場。世界9位のディエゴ・シュワルツマン(28)に1―6、7―6(7―4)、6―0で敗れた。

過去の対戦成績は錦織の3勝1敗。第1セットはミスも多く、序盤に3ゲームを連取されるなど、良いところがないまま、1―6で落とした。第2セットは第1ゲームをデュースに持ち込まれながらも、なんとかキープし、優位に試合を進めたものの、追い付かれてタイブレークに突入。一進一退の攻防の中、最後は錦織が粘りを見せ、7―6で第2セットを奪った。しかし第3セットは世界4位シュワルツマンに圧倒されて1ゲームも奪えずに0―6で敗れた。

錦織は復帰2戦目も白星をつかめなかったが、試合を中継した「Abema TV」で解説を務めた元プロテニス選手の松岡修造氏(53)はどう見たのか。

「ケガをしなくて安心した」としながらも「いいショットはあるが、それが続かないのはリズムがないから」と指摘。今後に向けては「何かを加えないと厳しいかもしれない」とコメントした。

錦織は次戦、4大大会の全豪オープン(8日開幕)1回戦で世界16位のパブロ・カレノブスタ(29=スペイン)対戦する。

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