長崎県諫早市宇都町の御館山稲荷神社にある梅園で、梅の花が咲き始めた。園内にはほのかに花の香りが漂い、訪れた人を楽しませている。梅園を管理する馬場勝さん（75）によると、開花状況は平年並みで、現在三分咲きほど。今月中旬から3月上旬にかけてが見ごろという。
梅園は2016年に整備開始。馬場さんが、佐賀県内の梅農家から譲り受けた45本を植えた。昨年5月には車いすの人も楽しめるよう、駐車場からの遊歩道約50メートルをコンクリートで舗装するなどバリアフリー化を進めている。
園内には竹を使ったベンチも。雲仙市千々石町の橘神社の大門松造り実行委員長でもある馬場さんが、同神社の大門松に使用した竹を再利用して手作りした。馬場さんは「感染対策に気を付けて、花見を楽しんでもらえれば」と話している。
