久保建英のヘタフェに負けられないレアル・マドリードがピンチ「選手がいない」

ジダン監督の悩みは尽きない(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)が日本代表MF久保建英(19)の所属する同1部ヘタフェ戦(9日=日本時間10日)に向けて苦悩している。

ドイツ代表MFトニ・クロース(31)が累積警告で出場停止。右サイドバックのDFアルバロ・オドリソラ(25)が6日のウエスカ戦で負傷したうえ、MFイスコ(28)も微妙な情勢にあり、久保のヘタフェ戦に向けてスペイン紙「マルカ」は「12人の選手しかいない」とし、チーム編成にも苦しんでいると報じた。

Rマドリードではスペイン代表DFセルヒオラモス(34)がヒザの手術で長期離脱が決定的となる中、ベルギー代表FWエデン・アザール(30)、ブラジル代表FWロドリゴ(20)らが負傷で離脱中。また、スペイン代表DFダニエル・カルバハル(29)とFWルーカス・バスケス(29)も復帰に向けてリハビリ中と、主力に負傷者が相次いでいる。

今季のRマドリードはは、この影響もあって現在リーグ3位に低迷している。しかも1月にはノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(22)とセルビア代表FWルカ・ヨビッチ(23)を期限付き移籍で放出しながらも、新戦力補強はなしと〝アンバランス〟な状態にある。

そんな中、Rマドリードが保有権を持ち、レンタルで出している久保のヘタフェに負けるわけにはいかないが、現状で満足できるメンバーを編成するのは難しそう。解任がささやかれているジダン監督にとっては大一番となりそうだ。

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