新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は8日、県所管域で新たに3人の死亡と、10歳未満~80代の男女14人の感染が確認されたと発表した。
藤沢市の80代男性は1月15日に陽性と判明し、2月6日に新型コロナ肺炎により死亡した。大和市の80代男性は1月29日に救急搬送され、検査で陽性と判明。2月2日に新型コロナ肺炎により亡くなった。
同市の90代女性は感染した同居家族の濃厚接触者として1月29日に陽性と判明。自宅療養中の2月5日に新型コロナ肺炎により死亡した。入院の要否を判断するスコアでは「入院相当」だったが、寝たきりで既往症があったことなどから家族や在宅医との相談で自宅療養になったという。
新規感染者14人のうち、1人が中等症、13人が軽症または無症状で、10人が感染経路不明という。年代別の内訳は、20代が7人、10代・50代が各2人、10歳未満・70代・80代が各1人。
平塚市の20代女性3人は、いずれも平塚保健福祉事務所管内の病院の医療従事者で、同病院での感染者は5人となり、県がクラスター(感染者集団)の可能性を調べている。
小田原市の50代女性はクラスターが発生している小田原保健福祉事務所管内の病院の医療従事者。同病院の感染者は16人となった。