ヤンキース・ジャッジらのスーパーボウル三密パーティに米メディアが疑問符

アーロン・ジャッジ(ロイター=USA TODAY)

ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(28)や元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏(45)らが、7日(日本時間8日)にフロリダ州タンパで開催された米プロフットボールNFLの第55回スーパーボウルの会場でマスクをせずに三密でパーティーを行っていたことに、米メディアから「いかがなものか」と疑問の声が上がっている。

スーパーボウルが行われたレイモンド・ジェームス・スタジアムのVIPルームでパーティーを主催したのは、NBA76ersとNHLデビルズの共同オーナー、マイケル・ルービン氏。自身のインスタグラムに「ハーフタイム・ウィズ・ボーイズ!!!」とコメントを付けてジャッジらとポーズをとった写真をアップした。その中にはNBAのかつてのスーパースターのシャキール・オニール氏やNFLペイトリオッツのオーナー、ロバート・クラフト氏も写っていた。

ジャッジは春季キャンプに備え、ヤンキースのマイナー施設で自主トレを行っているが、レイモンド・ジェームス・スタジアムはすぐ隣だ。

NJドット・コムは、「今回のスーパーボウルはコロナ禍で史上最少の2万5000人の観客を前に行われた。写真ではだれもマスクをせず、社会的距離をとっていなかったことは注目に値する」と疑問を呈した。スタンドの観客はマスク着用が必須で、選手やコーチもサイドラインではマスクをしていた。

試合は本拠地開催のスーパーボウルに史上初めて出場したバッカニアーズが連覇を狙ったチーフスに31―9で圧勝し、18年ぶり2度目の制覇を果たした。QBブレイディは自身7度目の頂点に立ち、5度目のMVPに輝いた。そんな伝説の一戦を目撃しただけに、はしゃぎたくなるのも無理はないが、軽率と言われても仕方ないところ。バットで結果を出すしかない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社