“もぐもぐブーム”は健在だ。カーリングの日本選手権(北海道・稚内市みどりスポーツパーク)が8日に開幕。女子1次リーグ初戦に登場した2018年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレ(LS)はチーム倉敷に19―1で大勝し、スキップの藤沢五月(29)は「次につながるいい試合だったと思う」と納得の表情を浮かべた。
LSといえば、平昌五輪でカーリングブームの火付け役となったことは記憶に新しい。チーム倉敷はLSに憧れてカーリングを始めたといい、藤沢は「私たちのことを見てくれている人たちが多いなと感じる。私たちも、もっと頑張らないと」と刺激を受けた様子だった。
リンク外でもLS効果は抜群だ。今大会を主催する全農は、10年から選手の控室に食材を提供するエリアを設置。19年からは「もぐもぐブース」と名称を変更した。また、ブース内の食材は全農とそのグループ会社が主に提供しているが、大会開催地の特産品も置かれている。選手たちが試合の合間におやつを頬張る“もぐもぐタイム”がはやったことと、特産品をPRする絶好の機会になっていることから、さまざまな食品が提供されているという。
日本中が歓喜に沸いた快進撃から3年が経過しても、ヒロインたちの存在感は相変わらずのようだ。