【体操】キング 内村航平のドーハW杯派遣を中止 コロナ感染リスク回避へ

内村航平

日本体操協会は9日、個人種目別W杯ドーハ大会の鉄棒に出場予定だった五輪2連覇・内村航平(32)の派遣中止を発表した。

同協会は「開催地の外務省海外安全情報基準レベルが感染危険レベル3であること、また改善の見込みがないこと、入国・帰国等の制限、さらにコロナウイルス感染のリスク回避の観点等から、本協会基準に則り、派遣を見送ることと致しました」とコメントした。

種目別の鉄棒に絞って東京五輪出場を狙っている内村は昨年12月の全日本選手権の鉄棒で高得点を飾って優勝。同大会の派遣標準得点をクリアしていた。

なお、日本協会は亀山耕平(32)、米倉英信(23=ともに徳洲会)の派遣を併せて発表。「東京五輪出場権獲得可能圏内の選手として、安全を確保し派遣致します」としている。

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