ヘタフェ・久保建英 精彩欠いたレアル戦のスペイン紙評価は「0点」

久保建英

スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)が酷評された。9日に保有元であるレアル・マドリード戦で後半10分から途中出場したが不発に終わり、チームも0―2で敗戦。全くいいところなく名門相手にアピールすることはできなかった。

ホセ・ボルダラス監督(56)は「久保はフィジカルを伸ばしていかなければならない」と加入後初めて苦言を呈した。スペイン紙も「マルカ」、「アス」の評価はチーム最低となる0点。厳しい現実が浮き彫りになった。

精彩を欠いたことはデータからもはっきりしている。スポーツデータ分析専門サイト「ソファースコア」によると、パス成功率は6本中3本でわずか50%、クロスやロングボール、ドリブル突破を1回ずつ試みるも、いずれも失敗して得意分野で大不振だった。

さらに球際の攻防を示すデュエルは9回中、勝ったのはわずか1回。4回ドリブルで抜かれるなどフィジカルや守備面の弱さをもろに露呈してしまった。

最近の試合では低調が続いていたが、注目された保有元の名門との大一番で赤っ恥。ドン底まで突き落された〝日本の至宝〟は今回の失敗を糧にはい上がれるか。

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