横須賀市は、市内で唯一の水道水源「走水水源地」を2021年度に「走水水源地公園(仮称)」として整備し通年開放する。
散策したり、海と自然に囲まれた景色を楽しんだりできる憩いの場にする。ヴェルニー公園から観音崎まで延びる「1万メートルプロムナード」を活性化し、新たなにぎわいづくりにもつなげたい考えだ。
同水源地は1876年にフランス人技師のヴェルニーが、当時の横須賀製鉄所の用水として使用。その後譲渡され、1908年に市営水道として給水を開始し、現在も近隣に給水している。
敷地内の芝生広場と浄水施設には立ち入れないが、毎年3月下旬~4月上旬は125本の桜を楽しむため10日間程度公開。例年約2万人が訪れ、通年開放を求める声もあった。