リバプール・クロップ監督 母国で逝去の母親の葬儀に参加できず

ユルゲン・クロップ監督(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールを指揮するユルゲン・クロップ監督(53)が81歳で亡くなった母親エリザベスさんの葬儀に参加できないと、英「BBC」など各メディアが報じた。

クロップ監督の母国ドイツは、新型コロナウイルス変異種の感染拡大の英国からの入国を認めてないため、帰国できない状態にある。英メディアはドイツメディアの報道をもとに、クロップ監督が「彼女は私にとってすべて、本当に最高の母親でした。敬けんなクリスチャンとして、私は彼女が今より良い場所にいることを知っています」とし「葬儀に参加できないのは、ひどい時期のせいだが、状況が許せば、それにふさわしい素晴らしいセレモニーを開催したい」とのコメントを伝えた。

英紙「サン」は、クロップ監督が母親と最後に対面したのは80歳の誕生日だったとし、クロップの父ノーバート氏は2000年に66歳で病気で亡くなっていると報じている。所属するリバプールはツイッターに「ユール・ネバー・ウォーク・アローン、ユルゲン」と投稿した。

クロップ監督はドイツ1部ドルトムントを率いていた際にMF香川真司(31=PAOK)、リバプールでは日本代表MF南野拓実(26=現サウサンプトン)を指導した。

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