DeNA入江、初の実戦形式34球 「こんなもんかな」気持ちは明日へ

打撃投手で汗を流した入江

 打席の神里に対してボールが3球続いたマウンドで、思わず大声を発した。横浜DeNAドラフト1位・入江の初の実戦形式は、34球のうち13球がボールと判定された。

 「なかなか思うようにいかなかった。こんなもんかなという気持ちで割り切って、あした(13日)からしっかり練習しようと思います」。187センチの大型右腕に暗さは似合わない。全体練習後はシャドーピッチングでフォームをすぐに確認した。

 最速は146キロをマーク。安打性は3本にとどめ、三浦監督は「手元で切れがあるし、しっかり腕が振れている。実戦でどれだけ押し込められるか」と期待を寄せた。

 本人も自覚は十分だ。投球後に指揮官から「体全体を使って投げることが大事」とアドバイスをもらい、「指先でコントロールするのではなく、体全体で投げられるフォームづくりを意識してやっていきたい」。自慢の直球をさらに研ぎ澄ませていく。

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