ギリシャ1部PAOKの元日本代表MF香川真司(31)のチーム内の序列が上がりそうだ。
香川はPAOKに加入して以来、4試合続けて途中出場となっている。実戦から半年近く遠ざかっていたこともあり、パブロ・ガルシア監督(43)はケガのリスクを避けつつ徐々にコンディションを上げていくため、香川を慎重に起用しているのが現状だ。
ただ、出場した試合では周囲との好連係も見せてボールを持った時にはうまくリズムをつくっているだけに、指揮官の評価は着実に上がっている。
ギリシャ紙「スポーツDNA」は今後の中盤での起用方針を予想。「MFアムル・ワルダ(27)は順調で、すぐに地位を失うことはないかもしれないが、そこに香川は待っている。まずは最初の段階として、FWクリストス・ツォリス(19)を置き換える可能性も踏まえ、3つの並外れたクオリティーのローテーションがある」と報じた。
レギュラーのワルダに加えて、香川と若手のツォリスをスタメンでローテーションすることも出てくる模様。香川のコンディションが先発出場できる段階になってきたと指揮官からゴーサインが出たというわけだ。
新天地で待望の先発デビュー、そして初ゴールへ向けて香川がアピールを続けている。