中日のドラフト６位・三好大倫外野手（２３＝ＪＦＥ西日本）が適時打＆２盗塁と猛アピールした。
日本ハムとの練習試合（１６日、北谷）で「６番・右翼」で先発出場。１点を追う６回一死満塁で３番手の左腕・福田の直球を左前へ運ぶ同点適時打を放ち、対外試合２戦目にして“プロ初安打”と“初打点”をマークした。
バットに加え、自慢の脚力でも躍動。２回一死で四球で出塁すると、いきなり初球からスタートし、盗塁でも“プロ初”を成功させた。「１球目から走ろうと決めていた。スタートでちょっと滑ったけど、何とか立て直してスピードを落とさず、しっかりスライディングもできて良かった」と喜んだ。
８回にも二死三塁から死球で出塁後、きっちり二盗を決めた。５０メートル５秒８を誇り、小中高時代は「学年で無敵でした」と胸を張る脚力はプロでも威力を発揮しそうだ。「僕の持ち味は積極的に打ったり走ったりすることなので、これからも失敗を恐れずにやる。そこは貫いていこうと思う」と力強く宣言する。
与田監督も「最初の盗塁で一歩目が滑ったのに、立て直して走れるのは体のバランスもいいはず。ただ、成功したというだけじゃなくて内容が良かった。（打撃も）ボールの見る形がいい。ルーキーとしての感覚では見ていない。すごくいい状態できているのでは。非常に高い評価をしている」と期待を寄せている。
