【新日本】石井がジェイ迎撃へ自信「アイツが挑発するほど俺のエネルギーになる」

石井をケーブルで絞めるジェイ

新日本プロレス27日の大阪城ホール大会でジェイ・ホワイト(28)とのシングルマッチに臨む石井智宏(45)が決戦へ弾みをつけた。

大阪城決戦で「全面戦争」を迎えるCHAOSは連日バレットクラブと激しい抗争を繰り広げている。16日の後楽園大会で石井は矢野通(42)、SHO(31)と組んでジェイ、チェーズ・オーエンズ(30)、外道(51)組と対戦した。

試合開始前からイスを手にいきり立つ石井に対し、ジェイはあえて下がって闘志をそごうとする。リング上で対峙しても逃げるジェイに対し、石井は場外まで追いかけ捕獲すると鉄柵に打ち付けてダメージを加えていった。

なかなか真っ向勝負が臨めず、逆にBCの連係に苦戦を強いられた石井だったが、終盤になってチャンスが訪れる。矢野のマンハッタンドロップ、SHOのスピアーのアシストを受けた石井は、ジェイに対して強烈な首折り弾をさく裂させる。最後は孤立した外道を垂直落下式ブレーンバスターで沈めて3カウントを奪ってみせた。

試合後のバックステージでは「アイツがスカせばスカすほど、アイツが挑発すればするほど、俺のエネルギーになるんだ。まぁ見とけ」。昨年G1クライマックス最終公式戦で勝利し、ジェイの優勝決定戦進出を阻んだ男が、リベンジマッチでも返り討ちにする。

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