〝ポスト森〟橋本五輪相は態度保留「私から申し上げることはない」

態度を保留した橋本氏

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が辞任を表明したことを受けて、後任候補を選ぶ「候補者検討委員会」の2回目の会合が17日、都内で開かれた。約1時間半の議論の末に橋本聖子五輪相(56)に就任を要請することを決定。夏冬通算7度の五輪出場や豊富な政治経験などから橋本氏への要請を決めた。

ただ、かねて橋本氏は会長就任に難色を示しており、現時点では受諾するかどうかは不透明な状況。この日も報道陣の取材に「人事に関わることであり、私から今申し上げることはない」と話すにとどめた。組織委の定款では、会長は組織委の理事から選ぶと定められている。現在理事ではない橋本氏が会長になるためには、評議員会が橋本氏を理事に選任する手続きが必要となる。

仮に橋本氏が固辞した場合は、18日に行われる検討委の3回目の会合で候補者の人選をやり直すことになるが、果たしてどうなるか。

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