出産の不安、子育ての悩み… オンラインで相談を 長崎市が妊産婦向け事業

 新型コロナウイルスの影響で外出を控えている妊産婦らの悩みに寄り添おうと、長崎市は従来から実施している窓口や電話での相談に加え、オンライン会議アプリを活用した相談事業に乗り出した。
 対象は長崎市に住民票がある妊産婦、乳幼児の保護者。妊娠中の過ごし方や出産の不安、ミルクの量、離乳食、子育て中の悩み、子どもの発達に関する疑問などに、保健師や栄養士らが応じる。スマートフォンかカメラ機能付きパソコンから専用アプリ「シスコ ウェブイーエックス ミーティング」を利用し、自宅などから相談する仕組みだ。
 相談は平日の午前8時45分~午後5時半のうち1回30分程度。希望日の3日前(土日祝日を除く)までに申し込みが必要で、利用回数の制限はない。相談は無料だが通信料は自己負担。申し込みフォームやアプリの取得方法は、市の子育て応援情報サイト「イーカオ」に掲載している。
 コロナ収束後も継続する方針で、担当者は「気になることがあれば何でも、気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは市こども健康課(電095.829.1255)。

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