新日本プロレスの内藤哲也(38)が右ヒザの負傷により17日の後楽園ホール大会を緊急欠場。大会開始前に姿を現し、あいさつを行った。
現IWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者・飯伏幸太(38)の掲げる「2冠統一」阻止をもくろむ内藤は、28日大阪城ホール大会でIC王座への単体挑戦が決定済み。前日16日後楽園大会のタッグマッチに出場し、永田裕志(52)との攻防の際に右ヒザを痛めていた。
SANADA(33)と組み飯伏、永田組との前哨戦に出場予定だったこの日の大会開始前にリングに上がった内藤は「残念ながら今日、皆様に内藤哲也のプロレスをお見せできなくなってしまったこと、心よりおわび申し上げます」と謝罪。飯伏に対してはいつもと変わらず挑発的な言葉を並べ、自身の足で歩いて去っていったが、フル出場へのこだわりが強い内藤が欠場するということは決して軽症ではないはずだ。今後のシリーズ出場に関しては回復状況を見て判断が下されるとみられる。
それでもバックステージでは「俺がいない間に、全国のお客様に神様の考え、神様の思いを伝えるチャンスだよ。まさにビッグチャンス到来。モノにしてくれよ」と2冠王者に“宿題”を課す一方で「次に俺がリングに上がるのはいつかな? まあ、そう遠くない未来でしょう。その時を楽しみにお待ちください、カブロン」と早期復帰に意欲。あくまで大阪城大会で王座挑戦の意思は変わらない。
一方の飯伏は「いつでも待ってます。ホントに回復するまで待ってます。いつでもいいです。できれば大阪城で会いましょう。治してください、とりあえず。万全な状態で戦いたいです」とコメント。挑戦者が負傷から回復することを祈っていた。