CYBERDYNE Omni Networksとコヴィア、API連携によりセンサー値の異常などの緊急警報を電話で発信できる「IoT-異常警報CTIシステム」を提供開始

コロナ禍におけるIoTのニーズは、稼働状況の可視化や自動化といった従来のIoTの役割を超えて、スタッフが不在、減少する中で「システムの監視工数を削減したい」「巡回保守を軽減したい」「異常やエラーを即時に把握したい」という、障害をいかに早期に発見し損失を防ぐかといった監視業務の方に課題を挙げられることが多くなっている。また、異常やエラーをメールで通知する場合、受信チェックまでのタイミングが人に依存することとなり、タイムロスが生じやすく見落としがちになる等の問題があった。CYBERDYNE Omni Networks株式会社と株式会社コヴィア・ネットワークスは、既存のIoTシステムにAPI連携するだけで、センサー値の異常や装置のエラーといった緊急警報を電話で発信することできる「IoT-異常警報CTIシステム」の提供を開始した。同システムは、企業のセンサー監視サーバーには、予めセンサーごとに閾値(上限下限範囲)を設定し、閾値を超え異常を検知した際に、Web APIを使ってCTIサーバーを呼び出すだけで、予め指定された電話番号とメールに対して一斉に警報を発報することができる。既存のシステムに、手軽に警報通知機能を付与することができるため、スピーディーな導入が可能だ。各拠点ごとに電話番号は5回線まで、メールアドレスは5個まで登録できる。電話においては、5回線同時に呼び出しや優先順位の順に呼び出す設定も可能で、通知の際は自動音声メッセージによって異常が発生している機械(センサー)番号をアナウンスする。また「電話がかかってきたらガイダンス通りにボタンを押す」という操作のみで、メッセージの再生、警報停止、監視再開など全て電話操作だけで完結する。固定電話、スマホ、ガラケーにも対応しているため、ITリテラシーを問わず様々な分野で利用できる。

なお、同システムの提供価格は、電話番号5回線、メールアドレス5個を1グループとし、1グループあたりの初期費用が35,000円(税抜)、月額利用料が3,800円(税抜)となっている。

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