前田移籍2年目へ抱負「チームの勝利の貢献とワールドチャンピオン」

ツインズ・前田健太(ロイター=USA TODAY)

ツインズの前田健太投手(32)は移籍2年目のキャンプインを翌日に控えた18日(日本時間19日)にオンライン会見した。キャンプ地のフロリダ州フォートマイヤーズで早々とブルペンに入って軽めに22球投げ、「感覚は良かった」と納得の表情だ。

今季の目標を聞かれると、「おそらく試合数も通常通り行われると思うので、しっかりとローテーションを1年守りながらチームの勝ちに貢献できるよう頑張りたいなと思いますし、毎年そうですけど、ワールドチャンピオンになれるよう頑張りたいなと思います」と力を込めた。

昨季は6勝1敗、防御率2・70と先発陣んも中心となり、チームの地区優勝に貢献。ア・リーグサイ・ヤング賞投票で2位に入った。

「去年、自分自身がピッチングを見直してすごく良い結果が出たんですけど、同じだと相手も考えてくると思いますし、同じ結果は出ないと思うので、去年のピッチングにプラスして使えるボールを増やしていければ良いなと思う」とさらなる進化を誓った。

メジャー6年目で初の開幕投手も期待されるが「そこはもうどうしようもないと思うので、ケガなく開幕に向けて調整するだけ。決まったらそこに向けて調整するだけ」と冷静だ。

世界一になるために必須なのは現在、プレーオフ18連敗とワースト記録を更新しているチームの〝負け癖〟の解消だ。「プレーオフに勝てていないってみんながその考えを持っている。そのことを1回忘れないといけないし、とにかく一つ勝てば流れが変わると思う。シーズン中のプレーと変わってしまっていたので、ツインズらしい、勢いのある野球ができれば絶対に勝っていけると思う」

自身の右腕で世界一へ導く。前田は有言実行を目指す。

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