【新型コロナ】川崎市立井田病院でクラスター発生 感染者は患者ら計11人

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市立井田病院(同市中原区)は19日、新たに80~90代の男女の入院患者5人と50代の女性看護助手の計6人の感染が確認されたと発表した。すでにクラスター(感染者集団)と認定されており、病院関係の感染者は計11人となった。

 感染者は医療従事者、患者とも同じ病棟だった。同病院は院内感染が発生したとみて、18日から同病棟の新規入院を中止した。19日には入院患者ら40人を対象に検査を実施した。

 同病院はコロナ患者を受け入れており、市役所で会見した中島洋介院長は「適切な診療をやってきたつもりだったが、残念ながら院内感染が発生した」と述べ、拡大防止策を徹底する意向を示した。

© 株式会社神奈川新聞社