“レジェンド”を超えた。ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子(19日、ルーマニア・ルシュノブ)の個人第22戦(ヒルサイズ=HS97メートル)で、小林陵侑(24=土屋ホーム)が94メートル、98・5メートルの合計257・9点で今シーズン2勝目を挙げた。
通算勝利数でソチ五輪ラージヒル銀メダルの“レジェンド”葛西紀明(48=同)に「17」で並んでいた小林陵は、これで日本男子で単独最多となる18勝目。この日は2回目に最長不倒の98・5メートルを飛んで2位に浮上したが、トップに立った選手がスーツの規定違反で失格に。意外な形で“レジェンド超え”が決まった。
葛西は小林陵と同じ所属でチームの監督も務める。小林陵はレジェンドへの“恩返し”も果たした。