北陸地方で「春一番」 昨年より4日遅い なだれ・強風に注意

 きょう20日(土)、北陸地方で「春一番」が吹いたと金沢地方気象台が発表した。北陸地方の「春一番」は、昨年より4日遅い観測となった。

 きょうは、日本海北部に前線を伴った低気圧があり、発達しながら東に進んでいる。このため、北陸地方では南よりのやや強い風が吹いた。最大瞬間風速は、金沢で午前0時過ぎに16.4メートル(南南西)、富山で午前3時過ぎに11.5メートル(南南西)となっている。

 この後、次第に南寄りの風が強まるため、きょうの最高気温は、昨日より6℃~9℃高くなる見込み。金沢の最高気温は、昨日より7℃ほど高い14℃の予想だ。  きょうは、強風の他、積雪の多い地域ではなだれに注意が必要となる。

春一番について

 春一番は、立春から春分の間に低気圧が日本海を進み、暖かな南風が強く吹いて、前日より気温が上昇した最初の日に発表される。気象庁では、九州から関東にかけて春一番の発表しているが、基準を満たさず発表されない年もある。

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