フレッシュな味 ぐびっと 平戸・森酒造場で新酒お披露目

新種の飲み比べとツバキを楽しむ来場者=平戸市、森酒造場

 長崎県平戸市新町の森酒造場(森幸雄社長)の新酒お披露目会が20日、同社で始まり、フレッシュな味わいを求めて日本酒ファンが訪れている。23日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、同社は昨春の蔵開きを中止。今年は4月開催を予定しており、約2カ月後のイベントに先駆け、地域を元気づけようとお披露目会を企画した。
 昨年11月に仕込みを開始。新商品の「純米無ろ過生原酒 冬ひらん」など、市内産の酒米などにこだわった日本酒が試飲できる。長崎市から夫婦で訪れ、4種類を飲み比べた男性(52)は「冬ひらんが特においしかった」と笑顔を見せた。
 創業当時の酒蔵、明治蔵には平戸椿振興会のメンバーが丹精込めて育てたツバキ約30点も展示。来場者は新酒とツバキの共演を楽しんでいた。

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