中日・勝野昌慶投手(23)が日本ハム・清宮から手痛い一発を食らい、迷路にはまり込んでしまった。
21日の日本ハムとの練習試合(名護)に先発したが、5回を5安打5失点。「今までの課題だった立ち上がりとかは良かったけど、ストレートが走っていなくて、自分の良さが消えていては、なかなか戦えない」と悔しがった。
序盤は粘りの投球で悪いなりにも無失点。しかし、4回一死一、二塁で甘い直球を清宮から右翼へ3ランを叩き込まれた。さらに5回にも2点を失い「体的には全然問題ないが、ああいう結果になってしまった」とがっくり。
大きな要因として「ずっとストレートのスピードが出ていない。1日でも早く150キロに近い球を戻したい」と猛省。その上で「リリースの感覚がない。力が伝わっていないときもあれば、力が入らないというときもある。フォームが変わったところがあるので、もう1回やるべきなのか相談してやっていきたい」と開幕ローテ入りへ向けて焦りを隠せなかった。