【フロリダ州セントピーターズバーグ21日(日本時間22日)発】WWEのPPV大会「エリミネーション・チェンバー(EC)」が配信され、WWEユニバーサル王者のローマン・レインズ(35)はスマックダウンEC戦の勝者、ダニエル・ブライアン(39)を92秒で瞬殺した。
第1試合のEC戦でブライアンが34分越えの激闘を制した直後に、レインズが登場。明らかに王者が優位な状況でゴングが鳴らされた。
短期勝負とみたブライアンはいきなりのスピアーをかわしてイエスロックで勝負に出るも、余力が違った。王者はマウントエルボーで挑戦者を半失神に追い込むと、必殺のギロチンチョーク。わずか1分32秒でタップを奪った。場内には大ブーイングが渦巻いた。
その直後だ。1月「ロイヤルランブル(RR)」男子RR戦を11年ぶりに制した〝R指定の男〟エッジ(47)が飛び込んできて、強烈なスピアー一撃。王者を大の字にさせて、祭典「レッスルマニア」(4月10日、11日)でのユニバーサル王座挑戦を表明したのだ。
エッジはどの王座に挑むか注目されたていたが前日日配信のスマックダウン大会で、レインズにスピアーを浴びていた。この屈辱が最終決断の引き金となったようだ。10年前に一度引退する前にはグランドスラムも達成したR指定の男が、ユニバーサル王座初戴冠という新たな金字塔を狙う。