久保建英が〝原因〟? ヘタフェのボルダラス監督が解任危機

結果が出ていないMF久保建英(ロイター)

スペインメディア「デフェンサセントラル」は解任危機に追い込まれている同国1部ヘタフェのホセ・ボルダラス監督(56)について、所属する日本代表MF久保建英(19)が〝原因〟と報じた。

同メディアは「ヘタフェでボルダラスの別れの可能性の犯人である久保の署名」と題し「スペインのコーチは危機に瀕しており、その理由の1つは、若い才能を求めて彼に議決権を与えたことだ」とし、ビリャレアルで出番を失っていた久保の獲得を推進したことが、結果として、自らのクビを占める結果になったと伝えている。

ボルダラス監督の強い要請を受けた久保は、1月にヘタフェに加入し、8試合に出場も直近3試合はベンチスタート。しかも、その間の成績は2勝1分け5敗とチームは大きく低迷。指揮官の解任が叫ばれている。その原因が久保であり、同時期に同1部バルセロナから加入したMFカルレス・アレニャ(23)も「同じこと」という。

現在ヘタフェは勝ち点24の15位で降格圏となる18位エルチェとの勝ち点差はわずかに「3」。同メディアによると、クラブ側はボルダラス監督を解任した場合、約300万ユーロ(約3億8000万円)の費用がかかるとあって、決断に慎重になっており、次のバレンシア戦(27日)が大きなターニングポイントになるという。

スペイン1部リーグは残り14試合。久保獲得で上位進出を狙った指揮官だったが、現時点では完全に失敗だったといえそうだ。

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