【卓球】伊藤美誠 五輪開催に賛否分かれるも「思う存分実力出せる場所を作っていただきたい」

カタール出発前にオンラインで取材に応じた伊藤(スターツ提供)

卓球女子で東京五輪代表の伊藤美誠(20=スターツ)が24日、新大会WTT中東シリーズ2大会出場のため、成田空港からカタールへ出発した。

WTTは昨年までのワールドツアーに代わって新設された大会で、コンテンダー(28日開幕)とスターコンテンダー(来月6日開幕、いずれもカタール・ドーハ)が開催される。

伊藤は同大会でシングルスに加え、水谷隼(31=木下グループ)との混合ダブルスにも出場する。五輪で金メダルが期待されている種目だけに出発前のオンライン取材では「(コロナ禍で)練習はなかなかできていないですけど、全然大丈夫な感じというか。すごい楽しみです」と自信をのぞかせた。

一方、五輪開催については不透明な状況が続いている。それでも、伊藤は「海外でもこうやって試合をさせてもらえて私自身すごくうれしいですし、工夫して試合をしているところを見てもらえたら」と話す。

続けて、世論調査などで開催の賛否が分かれていることには「選手は試合のために必死に頑張ってきているので、簡単に物ごとは言ってもらいたくないなと思います。私自身もやれることはしっかりやって試合に臨んでいるので、選手が思う存分(実力を)出せる場所を作っていただきたいなと思います」と率直な思いを語った。

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