【新型コロナ】25日の横浜市 3人死亡、67人感染、特養・病院でクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は25日、いずれも市内に住む80代の男女3人が死亡した、と発表した。また、10歳未満~100歳代の男女67人の感染を新たに確認。2人が中等症で、65人が無症状または軽症、21人の感染経路が不明。

 市によると、亡くなった3人のうち、80代の男性2人はいずれもクラスター(感染者集団)が発生した汐見台病院と、特別養護老人ホームの患者や入所者。同病院の男性患者は別の疾患で入院していて、発熱の症状などから6日に陽性が判明。状態が悪化して16日に死亡した。同病院での死者は7人になった。老人ホームに入所していた男性は12日に発熱の症状があり、入院後の13日に陽性と判明。20日に死亡した。80代女性は20日に自宅浴室で意識を喪失し、入院したが21日に熱中症で亡くなった。翌22日に検査結果が出て陽性と分かった。

 これまでに2人が感染していた特別養護老人ホームで新たに職員1人、利用者8人の感染を確認、これまでに患者4人の感染を確認していた常盤台病院(保土ケ谷区)でも患者1人が新たに感染し、市はともにクラスターが発生したと認定した。

 市内のクラスター関連では、特別養護老人ホームで職員9人、利用者10人の感染が新たに判明した。

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