阿武咲が大健闘! 白鵬と30番稽古で10勝挙げ感激

白鵬(右)の圧力に負けじと挑む阿武咲

大相撲の合同稽古最終日が25日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた。幕内阿武咲(24=阿武松)は横綱白鵬(35=宮城野)と相撲を30番取って10勝20敗と〝大健闘〟した。

大横綱の指名を受けた阿武咲は何度も土俵外へ出されたが、持ち味の圧力で押し込むシーンもあった。「しっかり当たることだけを意識して、いい稽古していただきました」

白鵬には〝勢いがある若手の一人〟として認識されており、初場所前の合同稽古に続いて胸を借りた。この貴重な経験は3月場所に生かすしかない。阿武咲は「ここから場所までの2週間ちょっと、本当に大事になってくる。こうやって気持ちも改めることができたし、もっともっと場所に向けてやっていければ」と意気込んでいる。

合同稽古を初日から最終日まで皆勤した阿武咲は「楽しかったです。ありがたい気持ちと楽しい気持ちと。プラスな感情しかなかったです」。充実した笑みを浮かべて稽古場を後にした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社