スペイン紙「アス」が26日に開幕するJリーグ特集を掲載した。日本サッカーの現状とスペイン出身の元同国代表MFアンドレス・イニエスタ(36)ら5人の選手と3人監督の動向を詳細に報じている。
同紙は「Jリーグは混沌の中、アンドレス・イニエスタなしで始まる」と題し、新型コロナウイルスの影響で非常事態宣言が出ている地域があるなど、日本の状況を詳しくリポート。さらに多くの外国人選手が入国できていない状態にあるとし、J1神戸のブラジル出身で元U―20代表FWリンコン(20)や元同国代表FC東京の同DFブルーノ・ウビニ(29)らの名前を挙げた。
また、スペイン出身の指導者に注目。浦和のリカルド・ロドリゲス監督(46)や清水のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(63)の詳細なチーム状況や役割、コメントなどを紹介。さらに、まだ来日を果たせていない徳島のダニエル・ポヤトス新監督(42)の代わりにコーチが指揮を取るなど、現状についても伝えている。
スペイン出身の選手は5人がJリーグに参戦しており、神戸のイニエスタが4月の復帰に向けてリハビリ中との状況を伝え、同僚のMFセルジ・サンペール(26)とともにアジアチャンピオンズリーグ出場権の獲得が目標になるという。さらに福岡のFWファンマ・デルカド(30)、同DFカルロス・グティエレス(29)、仙台のFWイサック・クエンカ(29)は、それぞれ1部残留が目標と報じている。
イニエスタの存在があるとはいえ、Jリーグが欧州メディアに紹介にされるのは珍しいこと。スペインサッカー界もJリーグに注目しているようだ。