【新日本】最後の大阪城前哨戦は83秒で幕… 消化不良のEVILがオカダと大乱闘

試合後、場外でヒートアップするオカダ(上)とEVIL

新日本プロレス27日大阪城ホール大会で激突するEVILとオカダ・カズチカが25日、大乱闘を繰り広げた。

この日の後楽園ホール大会でEVILはチェーズ・オーエンズ(30)、ディック東郷(51)と組みオカダ、矢野通(42)、SHO(31)組と激突した。バレットクラブはゴングを待たずに奇襲攻撃を仕掛けたが、混戦のリング上で東郷がSHOのジャンピングニーから矢野の横入り式エビ固めて丸め込まれ、3カウントを奪われてしまう。

試合時間はわずか83秒。大阪大会前最後の前哨戦が、一度も試合権が回ってこないまま終わり消化不良のEVILは、リング上で勝ち名乗りを上げるオカダを襲撃した。場外でのEVIL(大外刈り)を切り抜けられると、応戦したオカダにツームストーンパイルドライバーを狙われるなど、これまでの双方のフラストレーションが爆発。EVILとオカダはともにイスを手にして一触即発の空気が漂うところを、周囲がなんとか制止した。

「大阪、やってやるぞ、コノヤロー」とだけ言い残したオカダに対し、EVILも「オカダ、テメエに新しいトラウマを刻み込んでやる! 大阪でお前は終わりだ」と予告。11日の広島大会で急きょ実現したシングル戦は東郷の介入で無効試合になるなど、連日遺恨が深まり続けた両雄の一騎打ちは、危険な空気が充満している。

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