池江璃花子「自分の体のことは自分が一番よく分かっている」 東京五輪への思い告白

池江璃花子

白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が26日、都内で練習を公開。東京五輪への思いを口にした。

昨年8月に復帰した池江は、50&100メートル自由形と50&100メートルバタフライで東京五輪の代表選考会となる日本選手権(4月、東京アクアティクスセンター)の参加標準記録を突破。奇跡の東京五輪出場に期待が集まっているが「可能性があるなら頑張りたいですけど、パリ五輪を目指しているとずっと言っているし、心からそう思っている」ときっぱり。続けて「自分の体のことは自分が一番よく分かっている。もちろんもしかしたら(東京五輪に)行っちゃうかもしれないですけど、自分の体的にとりあえずパリかなという意識的なものはある」と話した。

日本選手権の出場種目については「何に出るかっていうのは絞る可能性もあるし、全部出る可能性もあるが、エントリーのギリギリまで分からない。慎重に選んでいきたい。(日本選手権に)完全に焦点を合わせているわけではないので、ナーバスになって種目を決めて試合に出る必要はない」と語るにとどめた。

とはいえ、言葉の節々から順調な調整ぶりをうかがわせた池江。次戦では一体、どんな泳ぎを見せてくれるのだろうか。

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