【競泳】池江璃花子に西崎コーチがエール「エントリーするからには勝負をかける」

笑顔の池江(代表撮影)

白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が26日、都内で練習を公開。終了後に西崎勇コーチが報道陣の取材に応じた。

昨年8月に復帰した池江は、東京都オープン(21日、東京辰巳国際水泳場)の50メートルバタフライで復帰後初優勝。この日がレース後、初の指導となった西崎コーチは「かなり順調にレース勘を取り戻しながら、数値として結果も出ている印象。しっかりレースのあとのリカバリーもできる体が少しずつできている」と高評価を下した。

東京五輪の代表選考会を兼ねた日本選手権(4月、東京アクアティクスセンター)のエントリーについては「この2~3日で試合の振り返りもしながら、私の考えと池江選手の考え方をミックスさせて、来週以降に方向性を考えていきたい」と展望を口にした。

とはいえ、中途半端な状態で出場させるつもりはないといい「どの種目に出るにしても、エントリーするからには勝負をかけるっていうところで、本人もエントリーするからにはそのつもりで当日を迎えると思う。無理がないとは言っても、最大限の努力を積み重ねて当日迎えられたらと思う」と力強く語った。

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