直近6試合で1分け5敗と苦境に立たされているスペイン1部ヘタフェのホセ・ボルダラス監督(56)は26日、バレンシア戦(27日=日本時間28日)に向けて会見し、解任がささやかれる自身の去就と日本代表MF久保建英(19)の起用法について語った。
スペイン紙「マルカ」によると、ボルダラス監督は低迷が続く中で迎える試合について「チームは順調に進んでいる」とし「まあ、私たちが敗北を喫しているにもかかわらず、チームは順調だ。彼らは元気で、明日の試合に直面することに興奮していて、どれほど重要かを認識している」と説明したという。
ヘタフェは1月に攻撃力アップをもくろみ、久保やスペイン1部バルセロナからMFカルレス・アレニャ(23)を獲得。だが、チームは低迷し、指揮官は新戦力の久保らをベンチに固定している。「新しく来た2人はスタートしたが、私たちは大きなチームを持っている。彼らはチームを助けに来た。ライバルやゲームによっては彼らをもっと使うという意味ではない。彼らは私たちを助けてくれるでしょう」とコメント。現状では主力ではなく、あくまで〝スーパーサブ〟として起用していく方針のようだ。
その一方で、成績不振で自身の解任がささやかれていることに「いや、全然、自分の状況を真摯に考えたことはない。クラブと、このチームを守ることだけを気にしている。それについて考える時間を無駄にしない」と、勝利のために尽力することを誓っていた。