【WWE】中邑真輔がクルーズの狡猾ファイトの前に敗北 IC王座再挑戦に暗雲

クルーズ(左)にヒザをぶちこむ中邑だったが…(ⓒ2021 WWE, Inc. All Rights Reserved)

【フロリダ州セントピーターズバーグ26日(日本時間27日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会が行われ、〝黒いロックスター〟こと中邑真輔(41)が先週に続きアポロ・クルーズ(33)と激突したが、無念の敗北を喫した。

ともにインターコンチネンタル(IC)王者のビッグEへの挑戦を狙う2人。先週の一騎打ちは中邑が飛び付きアームバーから丸め込んで3カウントを奪い勝利した。しかしその試合後にクルーズが猛り、中邑とビッグEに乱闘を仕掛けるなど大混戦となっている。

それを踏まえ、試合前のクルーズは「ビックEと同じように苦しむことになる」と挑発。その言葉通り中邑は入場で背後から奇襲され鉄階段に叩きつけられる苦しい立ち上がりになり、原爆固めで投げられるなど厳しい展開になった。

それでも中邑は、顔面へのハイキックからスライディング・ニーを叩き込んで反撃。原爆固め3連打を浴びるも、スライディング・ジャーマンスープレックスで応戦しスリーパーで追い込んだ。

ところがクルーズ得意のずるがしこいファイトにまたハマってしまう。スリーパーをコーナーに置いてあったクルーズのスカーフを使い脱出されると、続けて豪快なアングルスラムを決められて勝負あり。クルーズにまさかの敗戦を喫して2連勝を逃し、IC王座への再挑戦に暗雲が立ち込めてしまった。

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