【WWE】ユニバーサル王者レインズ 王座挑戦権を逃したブライアンをギロチンKO

ダニエル・ブライアン(下)をギロチン葬にし、勝ち誇るローマン・レインズ。奥はジェイ・ウーソ((c)201-WWE,Inc.All Rights Reserved)

【フロリダ州セントピーターズバーグ26日(日本時間27日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会が行われ、ダニエル・ブライアン(39)がジェイ・ウーソ(35)とPPV「ファストレーン」でのユニバーサル王座挑戦権をかけて対戦。大混戦の末、決着つかずに終わった。

ユニバーサル王者ローマン・レインズ(35)がオープニングに登場すると、「俺は期待に応えてブライアンを相手に王座防衛した」と、21日のPPV「エリミネーション・チェンバー(EC)」でブライアンを下し王座防衛に成功したことを勝ち誇った。

とはいえ、そのタイトル戦は34分を超えるEC戦をブライアンが制した直後に行われたもの。明らかに体力的に有利な王者が勝利して、当然会場はブーイングに包まれた。さらにその直後、レインズは1月のロイヤルランブル覇者・エッジから襲撃を受け、PPV「レッスルマニア37」での挑戦を表明されている。よく胸を張れたものだ…。

さらにレインズは「でもエッジのせいで完璧ではなくなった。俺はエッジとレッスルマニアで対戦するが、エッジみたいな奴は俺を相手にチャンスをつかむことができない」と話した。

そこへブライアンが姿を現し「EC戦直後に王座戦を組むのは臆病者がすることだ。もう一度俺とPPV『ファストレーン』で対戦するのはどうだ」とまっとうな王座戦を要求。ところが、そこへ怒りをみなぎらせたジェイ・ウーソが現れ、背後からブライアンを襲撃。王座挑戦権をかけて2人の対戦が決定した。

試合はブライアンがイエスキックやスーパープレックスを叩き込めば、ジェイもサモアン・ドロップやスーパーキックと一進一退の攻防を展開したが、最後は場外乱闘となってそのままリングアウト裁定となってしまった…。それでも乱闘は止まらず、レインズまで加わって大混乱。最後はレインズがスピアー&ギロチンでブライアンを失神KOにした。

さまざまな思惑が入り乱れるユニバーサル戦線は、ますますカオスの極みになっていきそうだ。

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