J1浦和のMF阿部勇樹(39)が記念日にチーム第1号をマークした。
0―0で迎えた後半29分にこぼれ球を右足で押し込み、先制に成功した。試合は同41分にFC東京のDF森重真人(33)に同点弾を許したが、難敵相手に勝ち点1を手にした。
阿部は「リカルド・ロドリゲス新監督が代わって最初の開幕戦だったので、自分たちのやってきたことをピッチの上で出そうと思っていた。出せたシーンが多くあった」と収穫を口にしながらも「チームが勝たないといいスタートとは言いづらい。いろいろな方の協力があって(サッカーを)やらせていただいていると思うので、何とか勝ってサポートしていただいている方に勝利をプレゼントできればと思っていたので、少し残念」と悔しさをにじませた。
この日の出場で、元日本代表GK楢崎正剛氏(44)らを上回る23年連続J1出場という新記録を樹立。「家族の存在もあるし、浦和はいろんな方がサポートしてくれて、応援してくれる。そういった方たちに恩返しできればという思いがモチベーションになる」と謝辞を述べた。
市原(現J2千葉)時代に16歳の若さでピッチに立ってから早くも23年。ベテランの域に入ったが、存在感は相変わらずのようだ。