柏木が海外移籍を検討 アジア圏が有力か 「国内は厳しい」との声

浦和退団が決まった柏木(右)

J1浦和はキャンプ中に外食し、新型コロナウイルスに関するチームの規律違反をした元日本代表MF柏木陽介(33)が移籍先を探した上で退団すると発表。今後の動向が注目されているが、関係者によると、柏木は海外進出を視野に入れているという。

Jクラブ関係者は柏木について「今の時期(Jリーグの開幕直前)、さすがに国内のクラブは難しいと思っているみたいだね。(柏木に)近いところから海外を検討していると聞いている」と〝脱Jリーグ〟で再スタートを模索。年齢的に厳しいとみられるが「欧州は難しいだろうけど、タイやベトナム、韓国とか、アジア圏になるんじゃないか」と語った。

Jクラブ移籍についても「実際にJ(クラブ)で興味を持つところはあるだろうけど、ファンやスポンサーのことを考えると、獲得するまではいかないんじゃないかな。コロナに関するところは、世間も厳しいから。J2を含めて反発もあるだろうし…。それに年俸も億を超えている選手だから、そう簡単にはいかないだろう」と説明する。

柏木は沖縄合宿中の4日、チームがコロナ禍の影響で外出禁止を求めている中、FW杉本健勇(28)とともに飲酒を伴う外食をし、クラブから厳重注意と罰金処分を受けた。その上で浦和のリカルド・ロドリゲス監督(46)は昨年に続く再犯だった柏木を「受け入れられない」と、チームへの合流を拒否していた。

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