スペインメディア「デフェンサセントラル」は同国1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)が契約元となる同1部レアル・マドリードへの復帰が遠のいたとし「ストレスを感じている」と報じた。
同メディアは「久保建英のクオリティーは確かなものがある。日本人は昨シーズンのマジョルカで才能を証明した。しかし、ビリャレアルでもヘタフェでも、久保はそれを見せることができていない。来季にRマドリードでプレーするという彼の夢は複雑になっているようで日本人は心配している」と伝えた。
実は、久保にとっては今季はRマドリードへ復帰するチャンスが広がっていた。久保の〝保有権〟を持つRマドリードは昨オフに大型補強をせず、武者修行に出していたGKアンドリー・ルニン(22)やMFマルティン・ウーデゴール(22=1月にアーセナルへ移籍)らをチームに復帰させている。また、ブラジル人FWビニシウス(20)がスペインのパスポートを取得したことで久保にとって懸念されていたEU圏外枠(3)もクリアされつつある。
そうした状況下で今季に臨んだものの、久保はビリャレアルで出番を失うと、移籍したヘタフェでもベンチに固定されるなど、存在感を発揮できていないでいる。同メディアは「ビリャレアルで起きたことは幽霊」「ヘタフェで(ホセ)ボルダラス(監督)が久保を起用するかけに出るか」としつつも「次のシーズンにRマドリードでプレーするという久保の夢が明らかに衰弱している」と伝えている。