【新日本】「IWGP世界ヘビー級王座」新設が決定 飯伏はデスペラードとの王座戦を要望

2冠王者・飯伏幸太

新日本プロレスは1日、IWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者・飯伏幸太(38)の持つ両王座を統一し「IWGP世界ヘビー級王座」を新設することを発表した。

両王座を巡っては2020年1月5日東京ドーム大会で史上初の2冠戦が開催され、内藤哲也(38)が同時保持者となった。今年の1月4日東京ドーム大会で新王者となった飯伏幸太(38)が1月5日にベルトの1本化を提案。「2冠統一」に反対する内藤が2月28日大阪城ホール大会でIC王座に単体挑戦し、飯伏がこれを退けていた。

この日の会見で菅林直樹会長(56)は「会社サイドで協議した結果、現王者の意思を尊重し、IWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座を統一し、両王座の歴史を継承した『IWGP世界ヘビー級王座』を新たに制定することになりました。またベルトを新調いたします」と説明。続けて「初代王者に飯伏選手を認定し、初防衛戦は4月4日両国国技館大会にて『NEW JAPAN CUP 2021』(3月4日、日本武道館で開幕)の優勝者と行うことといたします」と明かした。飯伏は28日大阪城大会でIWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードの挑戦要求を受けていたが、日本武道館大会でスペシャルシングルマッチとなることも合わせて発表された。

だが続けて会見に登場した飯伏は、武道館決戦のカードの変更を提案。「1つ僕から提案があるんですけど、武道館ですか。メインイベント。エル・デスぺラード選手、きのう僕は挑戦表明されたんですけど、逆に僕からお願いします。この2つのベルトをかけてタイトルマッチ、やりましょう。ぜひ」と、あくまで2冠王座戦として行いたい意向を示した。「ジュニアヘビー級のチャンピオン。どのくらいの実力なのか知りたいです。昔彼が帰ってきたときに戦っているんですけど、そのころとどう変わったのかも知りたいので。楽しみです」と目を輝かせた飯伏の要望は通るのか、注目だ。

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