マレーシア南部のジョホール州ジョホール王国王子がスペイン1部バレンシアの経営に参加することで合意したと2日、スペインメディアの「Punt」が報じた。
同メディアによると、今季6勝9分け10敗の勝ち点27で14位のバレンシアは、シンガポールの実業家ピーター・リム氏が70%の株を購入し、筆頭株主としてチームを運営していたが、今回、トゥンク・イスマイル・イブニ・スルタン・イブラヒム皇太子(36)がバレンシアに資本参加し「非多数派ながらクラブを管理していくことで合意した」という。
同皇太子はマレーシア1部の強豪ジョホール・ダルル・タクジムのオーナーでもあり、同国リーグ優勝はもちろん、アジアチャンピオンズリーグにも出場している。同皇太子は「私はクラブの紋章や伝統を変える人ではありません。私はビジネスマンではなく、王子です。お金は私をやる気にさせません、栄光は私をやる気にさせ、歴史をつくります。私がサッカーを愛していることは秘密ではありません。私はサッカーに情熱を注いでいます」とコメントしているという。