オリ能見がベテランの味 2回1安打無失点に「気持ちを抑えながら登板しました」

万全投球の能見

オリックスの能見篤史投手(41)が3日のロッテとのオープン戦(京セラ)に初登板し、2回を1安打無失点に抑える好投を見せた。

2点を追う5回に2番手でマウンドに上がった能見は持ち前のポーカーフェースを崩すことなく、1イニング目を内野ゴロ3つで三者凡退。2イニング目は中村奨に左前打を許しながらも3奪三振で片づけ、笑顔でマウンドを降りた。能見は「新しい環境でファンの前で初めて。気持ちを抑えながら登板しました」とすがすがしい表情を見せた。中嶋監督も「パ・リーグを観察しながら投げているんじゃないか」と感心しきりだ。

昨オフに阪神を退団し、投手兼任コーチとしてオリックスに加入。17年目のベテラン左腕には先発、中継ぎと両ニラミで期待がかかっている。

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