PAOK香川は「主人公」地元メディア絶賛 初スタメンでカップ戦4強入りの原動力に

好プレーを見せた香川

ギリシャカップ準々決勝第2戦(3日=日本時間4日)敵地のラミア戦に初先発したPAOKの元日本代表MF香川真司(31)の評価が高まっている。

PAOK加入後、途中出場が続いていた香川はスタメンでトップ下のポジションに入り、攻撃陣をけん引した。前半14分にはMFニカ・ニヌア(21)の先制ゴールをアシストするなど、好プレーを披露。試合は後半に失点し、1―1で引き分けたものの、2戦合計6―3(5―2)で準決勝進出を果たした。

初先発でフル出場した香川について、ギリシャメディア「SPORTS24」は「香川の助けを借りてニヌアが得点した」と、元日本代表MFのお膳立てを強調。同メディア「Filathlos」は「試合の主人公は、先制ゴールを決めたニヌアだけでなく、アシストをした香川だった」と報じ、そのパフォーマンスを高く評価した。

同国メディア「SDNA」は、パウロ・ガルシア監督(43)が香川について「チームが何を必要としているのかは正確にわかっている。香川に時間を与えたかった」とし「個人的には香川が90分プレーしたという事実を確認した」と報じ、昨年8月以降、フルで試合をしていなかった香川の状態をチェックできたという。

同監督は「参加する時間があまりなかった選手を見れた。間違いなくこれらのプレーヤーを必要としている。今日のゲームでは、いくつかの良い要素が見られた」とコメントしており、結果を出した香川を今後もスタメン起用する方針を示唆していた。

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