ソフトバンクの開幕投手・石川が阪神の大物新人・佐藤輝との「モノノフ対決」を歓迎

阪神・佐藤輝(右下)とソフトバンク・石川

昨季、投手2冠に輝き、今年の開幕投手に決定しているソフトバンクの石川柊太投手(29)が4日、阪神の黄金ルーキー・佐藤輝明内野手(21=近大)との「モノノフ対決」を〝歓迎〟した。

ともにアイドルグループ・ももいろクローバーZ(ももクロ)の大ファン。いわゆるモノノフだ。石川がオフにライブを見に行ったところ、大学時代の佐藤輝に会場で発見され、ツーショット写真をお願いされて撮ったこともある。そんな2人が5日の阪神とのオープン戦(ペイペイ)で対戦することになりそうだ。

ももクロをお手本に「ファン目線での楽しさ」を大事にしている右腕は「お互いに球界を盛り上げるとともに、盛り上がることで、ももクロも広がるというか。名が出るわけなのでいい意味でお互いに刺激し合えれば、と思います」。

もちろん、マウンド上では自らのシーズンに向けた調整以上のものはないが、周囲の対決ムードの高まりにはウェルカムの姿勢だ。「そこで盛り上がってくれれば、エンタメとしては自分的にもプロレスみたいな感じでいいんじゃないですか」とうなづいた。

初の開幕投手の大役にも「いつも通りやれれば」と平常心で臨むことを宣言している石川。今回のオープン戦初マウンドでは「ゼロに抑えるのは当然で、その中で抑えるために妥協しないようにしたい。シーズン中とかでやらないようなことを、なるべくしないようにしたい」。しっかりと本番を意識した調整をするつもりだ。

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