避難所混雑情報 無償配信で協定 新富町と都内企業

 新富町はスタートアップ企業の「バカン」(東京都、河野剛進(たかのぶ)社長)と、災害時の避難所混雑情報の配信に関する協定を結んだ=写真。避難所の混雑具合が、スマートフォンやパソコンで瞬時に分かるサービスで、同社が無償提供。同町は3月中に運用を始める。
 同社のサイト「VACAN Maps」にアクセスすれば、町内に設置する全避難所8カ所の混雑情報のほか、施設の位置や外観なども表示される。同社との協定は県内自治体で3例目。
 オンラインの協定式は2月25日、町役場で実施。小嶋崇嗣町長は「混雑具合が分かれば新型コロナウイルス感染を恐れ、避難しない人を減らすことにつながる」と感謝。河野社長は「多くの人に利用してもらうためにも、運用も支援していきたい」と話した。
 情報配信は町ホームページにリンクを設けるほか、アクセス先のQRコードを載せた文書などを配布する予定。

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