大谷が初登板で100マイル! 奪ったアウトはすべて三振

日本時間3月6日、エンゼルスの大谷翔平がアスレチックスとのオープン戦で今季初登板初先発。速球は最速100マイル(約160.9キロ)を計測し、1.2イニングで5つの三振を奪う力投を見せた。468フィート(約142.6メートル)の特大アーチを放ってから2日後の奪三振ショー。二刀流の完全復活を目指す大谷が順調な調整ぶりをアピールし続けている。

1回裏、大谷は1番マーク・キャナを見逃し三振に仕留めると、2番エルビス・アンドルースには二塁打を打たれたものの、3番マット・オルソンを空振り三振。4番マット・チャップマンに四球を与え、1・2塁のピンチを招いたが、5番ミッチ・モアランドを空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

2回裏は6番ラモン・ローレアーノに二塁打を浴び、7番チャド・ピンダーを空振り三振に抑えたあと、8番トニー・ケンプにも二塁打を浴びて1失点。9番アラミス・ガルシアに四球を与え、1番キャナから2打席連続の三振を奪ったところで球数が41球となり、マウンドを降りた。スライダーの制球に苦しむ場面も見られたが、速球とスプリッターのコンビネーションで打者を圧倒。奪った5つのアウトはすべて三振だった。

ジョー・マドン監督は今季の「投手・大谷」の起用法について、これまでのように週に1度、決まった曜日に登板させるのではなく、「6人制ローテーションの一員として投げてもらう」と方針を明らかにした。今季は積極的に大谷を起用していくとみられており、登板の前日や翌日に打者として出場する可能性もあるようだ。

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