LINEで予約 お弁当を非接触販売 地域商社とスーパーが実証実験

LINEで注文した弁当を受け取るロッカー=西海市、大瀬戸コミュニティセンター

 長崎県西海市の地域商社「西海クリエイティブカンパニー(SCC)」は、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用し、予約した弁当をロッカーで受け取る非接触販売の実証実験を10~12日に実施する。
 コロナ禍の新しい生活様式やデジタル技術を社会の課題解決に生かす「ソサエティー5.0」に着目したSCCと地元スーパー、松形屋が県の委託事業として取り組む。
 利用者は実証実験のチラシに記載されているQRコードを読み込み、注文、決済する。注文を受けた松形屋はロッカーに弁当を入れ、ロック番号を顧客に返信。利用者がロックを解除して受け取る仕組み。
 実証実験では8室のロッカーを西海市役所横の大瀬戸コミュニティセンターに設置。市職員のランチ利用を想定し、実用化の可能性や運用の改善点などを探る。
 SCCのエンジニア、星野美緒さん(37)は「将来的には特産品の無人販売や、宅配便の受け取りなどにも応用できれば」と話した。

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